2008-01-01から1年間の記事一覧

コレステロールエステル

コレステロールの3β位の水酸基が脂肪酸とエステル結合したもの

ろう

高級脂肪酸と一価または2価の高級アルコールとのエステル。 融点が高く、常温では固体。 広義には似た性状を示す中性脂肪、炭化水素なども含める。 蝋燭として証明に用いられてきた。 蜜蝋 ミツバチが腹部の蝋線から分泌する。主成分は、セロチン酸 CH3(CH2…

アセチルコリンエステラーゼ

EC3.1.1.7 いわゆる、コリンエステラーゼ。 アセチルコリンをコリンと酢酸に分解する。

ホスホリパーゼ

グリセロリン脂質のエステル結合を加水分解する酵素群。 4つのエステル結合それぞれに、特異的な酵素が存在する。 ホスホリパーゼA1 EC3.1.1.32 グリセロリン脂質のグリセロール1位のエステル結合を加水分解する。 脂肪酸と2-アシルリゾリン脂質を生ずる。…

キサンチンオキシダーゼ

本来、NADを水素の受容体とするキサンチンデヒドロゲナーゼ活性をもつ。 Xanthin + H2O +NAD+ --> Uric acid + NADH EC 1.1.1.204 酸素を電子受容体とすオキシダーゼ(EC 1.1.3.22)は脱水素酵素が翻訳後修飾により変化したもの。生理的にはデヒドロゲナーゼ…

グルコースオキシダーゼ

β-D-グルコース + H2O + FAD +1/2O2 --> Dグルコノ-δ-ラクトン + H2O2 + FADH2 EC 1.1.3.4

NADPHオキシダーゼ

2O2 + NADPH --> 2O2- + NADP + H+

ビタミンD活性化

http://en.wikipedia.org/wiki/CYP27B1 (25-Hydroxyvitamin D3 1-alpha-hydroxylase)

ケト−シス

飢餓状態、または糖尿病で糖質の利用が不十分な状態で、脂肪酸の異化が亢進し、ケトン体の生成が促進される。ケトン体は酸性なので、アシドーシスとなる。 血液のpHを維持するために過剰の水素イオンを尿中に排泄し、同時にナトリウム、カリウム、リン酸、水…

アルコール代謝

吸収:おもに小腸(胃でも吸収される) 血中濃度0.02-0.1%でほろ酔い 酩酊 昏睡 0.3%で昏睡。 0.4%以上は致死 http://hokencenterkomaba.c.u-tokyo.ac.jp/k26inshu.htm

グリオキシル酸回路

植物、一部の微生物がもつ、クエン酸回路の短絡路。 イソクエン酸からグリオキシル酸を経由してアセチルCoAを取り込んで、コハク酸とリンゴ酸を生ずる。Ⅰ分子のイソクエン酸からアセチル基の同化により二分子のクエン酸回路構成因子を生ずることから、アセチ…

チオール開裂(チオリシス)

3-ケトアシルCoAが開裂して、アセチルCoAと2つ炭素数が減ったアシルCoAを生ずる反応。 3-ケトアシルCoAチオラーゼ(アセチルCoA C-アシルトランスフェラーゼ)が触媒する。 3-ケトアシルCoAチオラーゼは4種類のアイソザイムが存在する。 アセトアセチルCoA…

脂肪酸の炭素番号

炭素番号はカルボキシル基の炭素を1番として、順に付ける。 二重結合は∆の右肩に番号を付ける。(2と3の間なら∆2) カルボキシル基の反対側の末端の炭素をω炭素という 末端から数える場合、ωに番号を振る 結合を表す場合、ω6はω6-7の間という意味 炭素数…

リブロース5-リン酸エピメラーゼ

EC 5.1.3.1 ペントースリン酸回路で、リブロース5リン酸をキシルロース5リン酸に異性化する。

トランスアルドラーゼ

EC 2.2.1.2 ペントースリン酸回路で、セドヘプツロース7リン酸からC1-C3(C2がケト基:ジヒドロキシアセトン)を遊離し、グリセルアルデヒド3リン酸の1位に転移する。けっか、エリトロース4リン酸とフルクトース6リン酸を生ずる。 ジヒドロキシアセトン…

トランスケトラーゼ

EC 2.2.1.1 C3位がL型でC2にケトン基をもつ糖から、活性グリコールアルデヒド(CH2OH-CO-)を分離し、アルドースのC1位に転移する。 チアミン2リン酸を補酵素、Mg2+を補因子とする。

SUMO

Small ubiquitin-related modifier ユビキチンと高い相同性を持つタンパク質。ヒトにはSUMO1-3が存在する。 前駆体として合成され、C末端が切り取られる。 標的分子のεアミノ基に結合する。 SUMO化を受けるタンパク質は多数報告されている。核輸送、転写活…

グリコシド

配糖体ともいう。 糖のヘミアセタール性ヒドロキシ基(グリコシド性ヒドロキシ基ともいう)が、非糖成分であるアグリコン(aglycon)から水素を除いて得られる置換基で置換された化合物。

ラクトン

環状構造をもつ有機化合物で、エステル結合を環の一部に持つ。5員環はγ-ラクトン、6員環をδ-ラクトンと呼ぶ。 12員環以上の大環状ラクトンをマクロライドと呼ぶ。 カルボン酸とヒドロキシ基が分子内で脱水縮合した環状エステル。

リガーゼ

高エネルギー結合の加水分解と共役して触媒作用を発揮する。シンテターゼ(合成酵素)との別名がある。 リアーゼの別名はシンターゼ(これも日本語では合成酵素と訳されている)。

ジニトロフェノール

2,4-ジニトロフェノール 古くから知られる脱共役剤。5x10-5Mでミトコンドリアをほぼ完全に脱共役させることが出来る。

キノン

ベンゼン環から誘導される2つのケトン構造をもつ環状有機化合物。

グルコキナーゼ

ヘキソキナーゼIV型。EC2.7.1.2 グルコースの6位にATPのリン酸を転移する。 グルコースに対する特異性が高い。

加水分解酵素

水Ⅰ分子が反応して結合が階裂氏、生成物の分子式の総和にH2Oが加わる反応を触媒する。ヒドロラーゼ。 EC3群。

トランスフェラーゼ

水以外の分子に基を転移させる酵素。EC2群 転移する基によって分類される。 キナーゼ リン酸化酵素。ヌクレオシド三リン酸のリン酸を水以外の化合物に転移し、リン酸化合物を生ずる。 基質を活性化する酵素という意味。 一般にリン酸基の受容体に対する特異…

リアーゼ

基質から、加水分解や酸化によらず、基を離脱させ、二重結合(もしくは環状化合物)を生成する反応。EC4群。 反応は可逆的で、逆反応は二重結合への付加反応となる。 付加反応は二基質、離脱反応は一基質反応となる。 アルドラーゼ、デカルボキシラーゼ、デ…

酵素の系統名

酵素の触媒する反応我利回できて,酵素の同定に役立つように表jしうる名称。 IUBMBの命名規則に従って表記され,酵素委員会が決定する。 前半部 基質のなまえ。2つある場合はコロンで結ぶ 後半部分 反応の種類を表す。EC分類主群のいずれかを最後につけるの…

凝固因子

血液凝固に関与する血漿中のタンパク質は12種ある。カルシウムイオン、組織因子、リン脂質を加えて15種類を凝固因子とする。 フィブリノーゲン(I因子) プロトロンビン(II因子; EC:3.4.21.5)分子量7.2万の糖タンパク質。V因子、Ca2+リン脂質の存在下にX…

水酸化酵素(ヒドロキシラーゼ)

分子状酸素を利用し、有機化合物をヒドロキシ化する。酸素分子はNAD(P)等の補酵素と基質を同時に酸化し、酸素分子中の原子の一方が基質に取り込まれる。 様々な分子の合成反応、解毒、修飾をおこなう。

モノオキシゲナーゼ

一原子酸素添加酵素。 一原子の分子状酸素を基質に導入する反応を触媒するオキシゲナーゼの一種。 酸素分子のうち、一原子は水素を受容して水となり、もう一方は基質に取り込まれる。水素供与体としてNAD(P)H、アスコルビン酸など。フラビン、プテリジン、銅…