2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

細胞間結合

密着結合(tight junction) 細胞同士の隙間を密封し、水溶性分子を簡単には漏らさないようにする。 クローディンとオクルディンが結合に沿って鎖状に並び、細胞同士を密着させる。 接着結合(adherens junction) 上皮同士の接着に関与する。隣接する細胞の…

細胞外マトリックス

細胞の周囲にあり、細胞から分泌された素材。細胞結合とマトリックスにより組織の柔軟さが表現できる。 結合組織では、細胞外マトリックスが抱負で組織に強度を与える。動物の結合組織は極めて多様(腱や皮膚、骨、軟骨、硝子体)だが、いずれも大部分を細胞…

膜輸送

(Essential細胞生物学) 1.脂質二重層は溶質やイオンを通さない(非極性小分子はフリーパス、電荷のない極性分子も小さければ通る。イオン、電荷を持つ分子は大きさに関係なく通らない) 2.膜輸送タンパク質は輸送体とチャネルの二種類。 脂質二重層を…

低密度リポタンパク質

(生化学事典第4版) βリポタンパク質ともいう。 密度1.019から1.063g/ml、サイズ20-25nm、電気泳動でβ位に泳動される。 VLDLの最終代謝産物である。トリアシルグリセロール含量が低く(8-12%)コレステロールエステル(35-40%)、遊離コレステロール(5-1…

NERVE GROWTH FACTOR

Beta-nerve growth factor GeneNGF 神経増殖因子βはNTRK1とNGFRの細胞外リガンドとして細胞のシグナル伝達を活性化する。 Nerve growth factor is important for the development and maintenance of the sympathetic and sensory nervous systems. Extracel…

分子標的薬

ベバシズマブ(アバスチン) 抗VEGF抗体 直腸ガン、非小細胞肺がん、卵巣ガン トシリズマブ(アクテムラ) 抗IL-6受容体抗体 関節リュウマチ、キャッスルマン病

JAK-STAT経路

造血系や免疫系で主要な情報交換分子であるサイトカインの主要な支部なる伝達経路。サイトカイン受容体は大きなファミリーを作り、その細胞内ドメイン膜付近にBox1,Box2toiuサイトカインで保存されている配列が存在し、JAK型チロシンキナーゼと会合する。JAK…

TNF-alphaのシグナリング

Tumor necrosis factor http://www.uniprot.org/uniprot/P01375 GeneTNF TNFRSF1A/TNFR1と結合するサイトカイン。主にマクロファージが分泌し、ある種の腫瘍細胞に細胞死をもたらす。直接、又はIL-1の分泌を経由してはたらく発熱因子で、悪液質の発生に関与…

アディポネクチン adiponection

生化学事典 脂肪細胞から特異的に分泌されるコラーゲン様タンパク質。アディポサイトカインの中で最も血中濃度が高い(5-10g/mL) 224アミノ酸で構成され、血中では三量体を形成し、六量体が活性型である。肥満に伴い血中濃度の低下が見られる。 動脈硬化に対…

ATP-binding cassette sub-family C member 8

ABCC8 http://www.uniprot.org/uniprot/Q09428 17回膜貫通型 Kir(inwardly rectifying K+ channel)とヘテロ8量体をつくっている。