2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

CREB

cAMP response element-binding protein はCRE(cAMP response elements)に結合する転写因子。 T細胞の分化、成長ホルモンの産生、長期記憶の形成など様々な生命現症にか如する。 マウスでは分子量43000でロイシンジッパーを介して二量体を形成する。133番…

Ki67

細胞増殖のマーカーとして使える抗原。厳密に細胞増殖とリンクする。G0期以外に細胞核内に存在する。ホジキンリンパ腫細胞L428細胞の核を免疫して得られたモノクローナル抗体に反応性を持つタンパク質。 MIB-1がKi-67を検出するのに使われるモノクローナル抗…

CD分類(Cluster of differentiation)

白血球、巨核球、結晶板の表面に現れる種々の抗原。モノクローナル抗体を用いた解析により正常が明らかになった分化抗原に対して定義される。 抗原は、酵素、サイトカインレセプタ、接着分子などで、細胞機能と密接な関連がある。 臨床的には、細胞の同定や…

ゲノムインプリンティング

ゲノム刷り込み現象 ほ乳類は雌性単為発生、雄核発生が不可能。また、特定の染色体領域の片親性二倍体は、個体発生、成長、行動などの異常を引き起こす。 父親、母親由来のゲノムの機能的差異に由来する現象、その原因となる片親性遺伝子発現機構を意味する…

DNAのメチル化

バクテリアの制限メチル化 Damメチルトランスフェラーゼ GATC配列のアデニンの6位の窒素をメチル化する。 Dcmメチルトランスフェラーゼ CCA/TTGGの2つのシトシンをともに5位でメチル化する。 真核生物のメチル化 主に回文配列のCGジヌクレオチドで5-メチ…

CpGアイランド

脊椎動物のゲノム上でCpGのジヌクレオチドが豊富な領域。ゲノム全体では100塩基対に一回程度。 ヒトゲノムには29000のCpGアイランドが存在する。平均的な長さは200〜1400bp。多くはハウスキーピング遺伝子と組織特異的遺伝子の5'上流域に見られる。

発現配列タグ

Expressed Sequence Tag; EST 細胞が発現しているmRNAを元に作成したcDNAより得られる。ランダムに選択された部分的な遺伝子の配列情報のこと。ある細胞のゲノムの中で実際に機能している遺伝子の配列情報であり、新しい遺伝子の発見、ゲノムのマッピング、…