2011-01-01から1年間の記事一覧
カオトロープともいう。 水溶液中の水分子のかご形構造を壊す作用があるイオン。 これらのイオンの添加により、表面張力の天昇、イオン近接領域の水和エントロピーの増加、タンパク質の溶解度、タンパク質の変性温度など、多くの現症で特徴的なイオン系列を…
リン脂質(ホスファチジルセリン)などにより活性化される、セリン−トレオニンキナーゼ。 ジアシルグリセロールによりカルシウム、リン脂質に対する親和性が調節される。 ホルボールエステルの細胞内標的のひとつ。ジアシルグリセロールと同様の気候で活性化…
シスタチオニンβシンターゼとともに、メチオニンとシステインの間での硫黄原子転移反応に関与する。
多くの組織(肝臓、腎臓、脳、肺、乳腺、脂肪組織など)に存在する。NADPH、ATP、マンガンイオン、ビオチン、炭酸イオンが必要である。アセチルCoAが直接の基質で、遊離パルミチン酸が最終産物となる。 ラットでは脂肪組織と肝臓で反応が進むが、ヒトでは脂…
非デンプン性多糖 動物が消化できない植物の細胞壁成分を言う。 セルロース グルコースがβ1-4で多数結合したホモ多糖。 リグニン 維管束植物の木部に多いヒドロキシフェニルプロパン単位を基本単位として重合した高分子物質。 ヘミセルロース 植物細胞壁で競…
両端に31bpの逆方向反復配列をもつ全長2907bpのキイロショウジョウバエの転位因子。選択的スプライシングにより、自身の転移を触媒するトランスポザーゼと転移を抑制するリプレッサーをコードする2種類のmRNAを作る。トランスポザーゼをコードするmRNAは生殖…
脂質ラフト 細胞膜上に形成されるスフィンゴ脂質とコレステロールに富む膜ドメインを指す。 脂質分子間の物理的相互作用により形成されると考えられている。 GPIアンカー型タンパク質やアシル化修飾されたタンパク質などが集積すると考えられ、細胞膜という…
細胞の核内で作用するステロイドホルモンは、受容体を介して効果を現す。 副腎皮質刺激ホルモンは、糖質コルチコイド産生を抑制する。 成長ホルモンの分泌は、成長ホルモン放出ホルモンによって促進され、ソマトスタチンによって抑制される。 ドパミン受容体…
セロトニン(生理活性物質)ーー トリプトファン(前駆体) ドパミン ーー チロシン ノルアドレナリン ーー ヒスチジン γ-アミノ酪酸(GABA) ーー グリシン
グルカゴンは、糖新生及びグリコーゲン分解を抑制する。 副腎皮質において、ステロイドホルモンは、コレステロールから産生される。 トリヨードチロニン(T3)は、チロキシンより甲状腺ホルモン(T3)受容体活性化作用が弱い。 インスリンは、アミノ酸の細胞内…
エイコサノイドの代謝はすみやかであるため、その作用は酸性局所にとどまり、全身に波及することは少ない。 シクロオキシゲナーゼ(COX)のアイソザイムであるCOX-2は、発現誘導を受けにくい構成型酵素である。 エイコサノイドは細胞内に貯蔵されず、刺激に応…
小胞体は、Ca2+貯蔵部位として機能している。 細胞内Ca2+は、カルシウム結合タンパク質を介して作用を発現する。 血漿中などの細胞外Ca2+濃度は、約0.3mmol/Lであるが、細胞内ではそれよりきわめて低い濃度に維持されている。 細胞外のK+濃度は、ATPの水解エ…
真核細胞のリボソームは40Sと60Sのサブユニットから構成される。 大腸菌の翻訳開始因子であるIF-2はATP結合タンパク質である。 終止コドンは3種類存在する。 サプレッサーtRNAは、終止コドンを認識してリボソームのPサイトにアミノ酸を運ぶtRNAである。
リソソームは過酸化水素を生成するオキシダーゼと過酸化水素を分解するカタラーゼを含んでいる。 ゴルジ体では、リボソームで合成されたタンパク質が糖鎖付加の修飾を受ける。 ペルオキシソームは、多種類の加水分解酵素を含んでいる。 ミトコンドリアは、内…
DNAポリメラーゼは、鋳型DNAと基質のデオキシヌクレオチドが存在すれば、新たに娘鎖を合成できる。 岡崎フラグメントは、不連続副政治に合成される短鎖DNAである。 DNAは半保存的に複製される。 DNAリガーゼは、二本鎖DNAの隣接する5'-リン酸と3'-OHを水素結…
細胞周期のG0期は。増殖能力を保持しながら増殖停止/休止をしている時期である。 DNA複製前にDNAの損傷をチェックするための時期をG1/S期チェックポイントという。 ヒトは20対の常染色体と、男女それぞれ2本の性染色体をもつ。 体細胞分裂前期では、染色体…
脂肪酸は、アシルCoAを経てβ酸化経路により分解され、アセチルCoAを生じる。 ホスホリパーゼCは、リン脂質の脂肪酸エステルを加水分解してリゾリン脂質を遊離させる。 脂肪酸は、アセチルCoA及びマロニルCoAを原料として合成される。 リノール酸は、体内で生…
リボースは、アルドヘキソースである。 N-アセチル-D-グルコサミンは、細菌のペプチドグリカンの構成成分である。 N-アセチルノイラミン酸は、糖タンパク質や糖脂質に含まれる。 ラクトースは、β-ガラクトシダーゼにより、D-ガラクトース及びD-マンノースに…
アセチルCoAとオキサロ酢酸が縮合し、クエン酸が生成する。 1分子のアセチルCoAの酸化に伴い、2分子のCO2が生成する。 脱水素反応を触媒する酵素の補酵素としてNADP+及びFADが用いられる。 基質レベルのリン酸化反応は起こらない。
カタラーゼ(酵素) ーーーー ヘム鉄(補酵素、補因子) ピルビン酸デヒドロゲナーゼ ーーーー ピリドキサールリン酸 アミノトランスフェラーゼ ーーーー チアミン二リン酸 チミジル酸シンターゼ ーーーー テトラヒドロ葉酸
リン酸化タンパク質では、セリン、トレオニン、又はトリプトファン残基にリン酸基が結合する。 N結合型糖鎖の付加は、一般にグルタミン残基に起こる。 ヒストンのリシン残基のアセチル化は、ヒストンとDNAの結合親和性を低下させる。 γ-カルボキシグルタミン…
Hartwell L., 1989 負のフィードバックより成る細胞周期の監視システム。 DNAの損傷、未複製、分裂中期紡錘体赤道面への染色体の未整列などを感知した場合、細胞周期の進行を停止させ、正常状態への復帰を促すことで、細胞周期の順序、染色体の複製、分配の…
免疫グロブリンkL鎖遺伝子のイントロンエンハンサーに結合する転写因子。kBモチーフ(GGGACTTTCC)に結合する。 ともにがん遺伝子Relに相同性を持つp50, p65の二つのサブユニットから成る。 当初はB細胞に特異的なB細胞分化に伴って発現すると思われていた…
がん原遺伝子 変異遺伝子の機能変化が細胞の分裂や増殖に対して異常な刺激となる。機能獲得型変異である。 RET 多発性内分泌腺腫症2型。グリア細胞経由来神経栄養因子(GDNF)とニュールツリンの受容体チロシンキナーゼ。 RAS 膀胱がん由来細胞より見出され…
ras遺伝子によりコードされる低分子量GTP結合タンパク質。哺乳動物ではH-Ras, K-Ras, N-Rasの三種類で分子量は21000。 C末端から4番目のシステインにファルネシル化が起こり、残り三つのアミノ酸が切り取られ、システインのカルボキシ基がカルボキシメチル…
Alternative name(s): CDK-interacting protein 1 Melanoma differentiation-associated protein 6 Short name=MDA-6 p21 Gene names Name: CDKN1A Synonyms: CAP20, CDKN1, CIP1, MDA6, PIC1, SDI1, WAF1 Function May be the important intermediate by wh…
Hypoxia-inducible factor 1-alpha Short name=HIF-1-alpha Short name=HIF1-alpha Alternative name(s): ARNT-interacting protein Basic-helix-loop-helix-PAS protein MOP1 Class E basic helix-loop-helix protein 78 Short name=bHLHe78 Member of PAS …
http://www.uniprot.org/uniprot/P04637 タンパク質の名前はp53、遺伝子の名前はTP53 Alternative name(s): Antigen NY-CO-13 Phosphoprotein p53 Tumor suppressor p53 Gene names Name: TP53 Synonyms: P53 Function 様々ながんでがん抑制遺伝子として作用…
ホメオボックスともいう。 多くの真核生物のエキソン上に見出される相同性の高い180塩基対よりなる塩基配列。 ショウジョウバエのホメオティック遺伝子、など。多くの転写調節因子のDNA結合ドメインとして機能している。 60アミノ酸よりなるホメオドメインは…
転位ともいう。 タンパク質生合成におけるポリペプチド鎖伸長反応の部分反応。 ペプチジルtRNAのリボソームA部位からP部位への移動 mRNAのリボソーム上での1コドン分の移動 リボソームP部位からの脱アシルtRNAの遊離 以上3つの反応が共役して起こる。伸長…