2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ビタミンB12

広義にはコバラミン、狭義にはシアノコバラミンを指す。 シアノコバラミンはコバラミンの抽出時にシアンを添加して安定化することにより生じた人工的な産物である。 コバルトの上方配位子のちがいによりその基の名前を冠して呼ばれる。アデノシルコバラミン…

オステオカルシン

osteocalcin 一分子中に2〜3分子のγカルボキシグルタミン酸(Gla)を含む分子量約6000の骨基質タンパク質。カルシウム結合能をもつ。 骨グラタンパク質とも呼ばれる。骨の非コラーゲン性タンパク質の20%を占める。成熟した骨芽細胞により産生分泌され、骨…

神経原線維変化

NeuroFibrillary Tangle; NFT 過剰にリン酸化した微小管結合タンパク質(タウタンパク質)が螺旋状に蓄積したもの。AD以外の神経変性疾患でも出現する。

アルツハイマー病の病理所見

神経細胞の脱落 老人斑 神経原線維変化

老人斑

Senile Plaque; SP 約700アミノ酸の前駆体(Amyloid Precursor Protein; APP)の一部が切断酵素(β,γ-セクレターゼ)により切り出されて生じるβアミロイド(Amyloid-beta)が神経細胞外の空間に蓄積したもの。