2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

フリン furin

ヒトfur遺伝子にコードされる,膜結合型ズブチリシン様セリンプロテアーゼ。 様々な前駆体タンパク質*1の塩基性ジペプチド部位を細胞内で限定切断し、成熟型タンパク質にプロセッシングする。 *1:血清タンパク質、増殖因子、増殖因子受容体、ウイルス糖タン…

エピジェネティクス

遺伝子配列だけでは決まらない表現型や、同一の遺伝子から異なる表現型が生じる機構などの解析を対象とする。 エピジェネティックな記憶は、細胞分裂では安定に保たれるが、可逆的に書き換え可能である。哺乳動物のゲノムインプリンティングや生物の個体発生…

核小体オーガナイザー

リボソームRNAをコードする遺伝子をリボソームDNA遺伝子という。 ヒトではゲノム辺り200個のリボソームDNA遺伝子が5つの染色体(13,14,15,21,22)の単腕上に分かれて反復して配列しており、核小体オーガナイザーとよばれる。

RNAの編集

転写産物のコード特性を変化させ、指定するタンパク質のアミノ酸配列に影響を与えるmRNAの塩基を化学修飾のこと。 ヒトアポリポタンパク質B-48はB-100の編集から生ずる。特定のシトシンの脱アミノ化によりウラシルを生じ、停止コドンが導入されることによる。

ペルオキシソーム

かつてミクロボディとよばれていた細胞小器官。 カタラーゼ、および過酸化水素を産生するオキシダーゼを含む。アセチルCoAの代謝系や電子伝達系は存在しない。ほ乳類ではプラズマローゲン(エーテルリン脂質)や胆汁酸生合成なども行っている。 ペルオキシソ…

PPAR

peroxisome proliferator activated receptor(ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体) PPARα 生理的なリガンドとしてロイコトリエンB4、オレイルエタノールアミド。 薬剤としてフィブラート系(フェノフィブラート、ベザフィブラート) ペルオキシソームの…