2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ミトコンドリア輸送

ミトコンドリアに局在するタンパク質の多くは核ゲノムに遺伝情報が有り、細胞質で合成された後にミトコンドリア外膜と内膜を通って運ばれる。 輸送にはタンパク質のシグナル配列と、ミトコンドリア膜のタンパク質転送装置が必要である。 ミトコンドリア輸送…

RNAの高次構造

RNA分子の三次元的立体構造を言う。塩基配列を一次構造というのに対し、分子内における核原子の空間的な相対位置を問題にするとき高次構造という、(さらに2次構造、三次構造に分類される)

膜貫通受容体

細胞表面受容体に属する。生体の脂質二重層を貫通するドメインをもつ。膜貫通ドメインは20個程度の疎水性アミノ酸のクラスターからなる疎水性領域がαヘリックス構造となり膜を貫通する。 両側性膜タンパク質(膜貫通部位が1カ所)と、多側性膜タンパク質(I…

アポトーシス

apoptosis 生理的条件下で、細胞自らが引き起こす細胞の死。 形態学的な違いから、アポトーシスとネクローシスに分類された。 アポトーシスの形態上の特徴 細胞核の染色体凝集 細胞核の断片化 細胞表面絨毛の消失 細胞質の凝集 細胞が萎縮し、細胞の内容物が…

細胞周期制御系

DNAと全ての細胞小器官が複製し、順序正しく分裂が行われるようにするために働く複雑な調節タンパク質のネットワーク。 成長する細胞の新しい西部宇鵜を作る。細胞がふたつに分かれるときに、成分を正しい場所に配置し適切に配分する。 DNAの複製と倍加した…

サイクリン依存性プロテインキナーゼ

サイクリンと結合して活性化されるセリン−トレオニンキナーゼの一種。 哺乳動物では12種類(CDK1〜12)が知られている。それぞれが異なるタイプのサイクリンと複合体を形成する。(サイクリン−CDK複合体) いくつかは、細胞周期の特定の時期に機能する。 活…

サイクリン

サイクリン依存性プロテインキナーゼと結合し、活性化させるタンパク質。細胞周期の進行に応じて周期的に存在量が変化する。 海産無脊椎動物で見つかり、真核細胞に広く存在することが明らかとなった。細胞周期制御の重要な因子である。 構造と出現パターン…