2009-01-01から1年間の記事一覧

トリオースリン酸イソメラーゼ

EC 5.3.1.1

アルドール縮合

2分子のアルデヒドまたはケトン化合物からアルドールを生ずる反応。

アルドラーゼ

aldolase EC. 4.1.2.13 アルデヒドリアーゼ。 狭義には、フルクトース1,6-ビスリン酸アルドラーゼを指す。 フルクトース環をアルドール開裂し、2つのトリオースに分解する反応。またはその逆反応。 解糖系で唯一の炭素間結合の切断、合成に関与する。 アル…

グルカン

D-グルコースから構成される多糖の総称。

脱分枝酵素

アミロペクチン、グリコーゲンなどα1-6結合の分子を持つ1,4-α-グルカンのα1-6結合を切断し直鎖グルカンを生ずる酵素。 イソアミラーゼ(EC3.2.1.68)とプルラナーゼ(EC 3.2.1.41)。 イソアミラーゼ欠損はCori病という。

アミラーゼ

ジアスターゼともいう。 エキソ型には、切断する糖の単位で、 グルコース エキソ1,4-α-D-グルコシダーゼ マルトース β-アミラーゼ マルトトリオース エキソ-イソマルトトリオヒドロラーゼ マルトテトラオース エキソ-マルトテトラオヒドロラーゼ マルトヘキ…

PHドメイン

プレクストリン相同ドメイン。血小板中に存在する分子量4.7万のタンパクで、プロテインキナーゼCの基質になっている。プレクストリンに含まれる配列が多くのタンパク質中に見出され、PHドメインと呼ばれるようになった。 Akt、ホスホリパーゼC、GTP結合タ…

SHドメイン

Srcホモロジードメイン。Srcキナーゼファミリー間の相同性の高い部位の構造を言う、 SH1 キナーゼドメイン。 SH2,SH3 各々100, 70アミノ酸。がん遺伝子産物v-CrkやホスホリパーゼCγ1にSH2,SH3ドメインが見出されている。他に多くのがん遺伝子やシグナル伝達…

イソプレニル化タンパク質

タンパク質のC末端システインのSH基にファルネシル基またはゲラニルゲラニル基がチオエーテル結合でつながる。タンパク質を細胞膜につなぎ止めるアンカー機能を持つ。 イソプレニル化されるタンパク質のC末端にはCys-Ala-Ala-X-COOHという共通構造があり、…

ミリスチン酸

炭素数14の飽和脂肪酸。タンパク質のN末端に結合することをN-ミリストイル化という。翻訳時修飾により結合する。

ADPリボシル化

NAD+のADPリボース部分がタンパク質に転移されるタンパク質の修飾反応。 モノADPリボシル化は塩基性アミノ酸とN-グリコシドまたはシステインとS-グリコシド結合を作り可逆的。 ジフテリアトキシン、コレラトキシンはペプチド鎖伸長因子2(EF-2)をADPリボシ…

アセチルコリン受容体

ムスカリン受容体(mAChR) 7回膜貫通型Gタンパク質共役型受容体である。よく似た5つのサブタイプに分けられる。 ムスカリンで刺激される受容体は平滑筋や腺組織など、副交感神経支配器官における刺激作用を発現する。副交感神経節後繊維末端シナプスのシ…

模擬患者の心得

心構えとして、模擬患者は患者の代表ではない 人物像のイメージを膨らませる 事実と環状を分けて捉える 心の呟きを意識する

ファシリテーターの役割

全体の流れを見てプログラムの円滑な進行を促進 フィードバック 学習者の自主性を尊重しつつ発言を促す

ファシリテーターとは

学習者参画型研修で、学習者の到達目標達成を容易にするように促す後援者。 目標 グループの安全・信頼の雰囲気の形成 相互作用の活性化 ファシリテーションシップの共有化 個人の理解の援助 グループからの脱落、心理的損傷の防止 基本的なあり方 個人個人…

フィードバックとして避けたいポイント

漠然とした評価 セッションと係わりのないこと 変更不可能な事項の指摘 一般論 自分の演技に対する言い訳 ファシリテート 欲張る 解説 マァマァでした。(SBOの順に具体的に指摘する) 普段お世話になっている薬剤師さんより上手です 体つきが華奢で頼りない…

フィードバック

学習者に気がつかせるための「形成的評価」の方法。 3つの要素 状況・場面(Situation) 態度・言動(Behavior) 気持ちの変化(Output) 評価の対象 非言語(身だしなみ、姿勢、表情、視線、動作) 準言語(間合い、声の大きさ、話す速さ) 言語(分かり易…

SPの練習法

先輩SPのセッションを見学する 演技、会話の練習 簡単なシナリオ。 小グループのロールプレイ フィードバックの練習 ある程度演技に余裕ができたら 医療者役の行為に対し、SPとして感じた気持ち、感情面の反応 その都度十分なディスカッションをおこなう

SPに求められる資質

一般生活者としての視点 シナリオを演じる演技力 セッションの概要を記憶する記憶力 客観的な観察力 薬から離れる切り替える力 学生に対する包容力

adherence

患者への服薬指導は、従来コンプライアンスを高めることが目標となっていた。(薬剤師の説明、指導により、患者が正しく服薬する受動的な治療への参加) アドヒアランスの概念では、患者の不安や疑問を傾聴し、説明/指導により理解/納得していただき、服薬…

傾聴と共感

傾聴 コミュニケーションスキルの中で、相手の立場、価値観に立って話を聞くこと。会話の相手が、「話ができて本当によかった」と感じられること。 共感 相手が感じている感情を相手と同じように感じること。相手に「私の気持ちを分かってもらえた」感じても…

模擬患者(SP)

Simulated Patient(模擬患者) 医療面接、コミュニケーション教育に用いられ、本物らしい演技により自由に演じる。アドリブが多く、長いフィードバック。 Standardized Patient(標準模擬患者) OSCEの評価に対応し、公平性、客観性を重視。事前に決められ…

がんウイルス

動物に腫瘍を作るか、培養細胞に形態学的および造腫瘍性のトランスフォーメーションを起こすウイルスの総称。 がんウイルスのゲノム上にはがん遺伝子が存在し、その産物が正常細胞のもつ増殖や分化の制御機構を乱すことでがん化を誘導する。 細胞増殖シグナ…

がん遺伝子

広義には細胞がん化を誘導する作用をもつ遺伝子。狭義にはレトロウイルスのがん遺伝子およびそれに対応する細胞側遺伝子を指し、それ以外のがん化誘導遺伝子をトランスホーミング遺伝子と呼ぶ。 動物に感染し,急性の腫瘍形成を誘導するRNAがんウイルスのゲ…

myc遺伝子

トリの急性白血病ウイルスに見出されるがん遺伝子。 哺乳動物に対するトランスフォーム活性は単独では高くない。活性化ras、E1Bなどと共同してラット初代培養繊維芽細胞をトランスフォームする。mycは不死化に関与する。 遺伝子産物は分子量61,000~63,000。 …

スフィンゴシン

sphingosine スフィンゴ脂質に含まれる長鎖塩基の一種。炭素数18の長鎖アミノアルコール。

セラミド

N-アシルスフィンゴシン スフィンゴイド塩基のアミノ基に脂肪酸が酸アミド結合したもの。狭義にはスフィンゴシンのアミノ基に脂肪酸が酸アミド結合したものを指し、ジヒドロセラミドやフィトセラミドと区別する場合がある。 スフィンゴ糖脂質、スフィンゴリ…

スフィンゴリピドーシス

遺伝性スフィンゴ脂質蓄積症の総称。 スフィンゴ脂質は、セラミドに糖鎖、またはコリンリン酸がけ都合した脂質であり、細胞膜の構成成分であるが、分解過程の酵素欠損により蓄積症が生ずる。 一般に乳児期に発症するが、まれに学童期以降に発症し長い経過を…

スフィンゴミエリン

sphingomyelin セラミドの第一級アルコール性ヒドロキシ基とコリンリン酸がホスホジエステル結合したもの。 スフィンゴ脂質であり、かつリン脂質である。 「ミエリンを固く縛るもの」の意味。 脳のみならず,広く臓器組織に存在する。赤血球膜のスフィンゴミ…

フリン furin

ヒトfur遺伝子にコードされる,膜結合型ズブチリシン様セリンプロテアーゼ。 様々な前駆体タンパク質*1の塩基性ジペプチド部位を細胞内で限定切断し、成熟型タンパク質にプロセッシングする。 *1:血清タンパク質、増殖因子、増殖因子受容体、ウイルス糖タン…