enzymology

ATP合成酵素

ATP加水分解酵素(ATPアーゼ)のひとつ。 F型ATPアーゼ ほとんどの生物がATP合成に用いる。 P型 イオンの能動輸送に用いられ、ATPを消費する。 V型 液胞で能動輸送をおこなう。 A型 古細菌が用いるATP合成酵素。 EC 3.6.3.x F型ATPアーゼはEC 3.6.3.14 H+-tr…

シンターゼとシンテターゼ

シンターゼ(synthase) 酵素命名法で合成反応の性格を強調すべき反応を触媒する酵素に対して使用を認めている。主にEC4群のリアーゼの逆反応として付加が重要と見なされる酵素に与えられる。 シンテターゼ(synthetase) ピロリン酸結合の開裂に共役して2…

アデニロコハク酸リアーゼ

アデニロスクシナーゼともいう。 EC 4.3.2.2 プリンヌクレオチド新規合成の最終段階でアデニロコハク酸のアスパラギン酸側鎖を切断し、フマル酸とアデニル酸を生成する反応を触媒する。 同経路の5'-ホスホリボシル-4-(N-スクシノカルボキサミド)-5-アミノ…

オリゴ-1,6-グルコシダーゼ

イソマルターゼ。 イソマルトース、αアミラーゼにより作られる限界デキストリンのα1-6結合を分解する。 小腸粘膜にスクロースαグルコシダーゼと複合体を作って存在する。

アドレナリン合成

チロシンを原料とする。 L-tyrosine EC1.14.16.2 tyrosine 3-monooxygenase(テトラヒドロビオプテリンが補酵素) 3,4-dihydroxy-L-phenylamine (L-dopa) => melanin生合成の原料 EC4.1.1.28 aromatic-L-amino-acid decarboxylase dopamine EC1.14.17.1 dopa…

チミジル酸シンターゼ

EC2.1.1.45 デオキシウリジル酸の5位炭素をメチル化し、チミジル酸を生成する反応を触媒する酵素。 N5,N10-メチレンテトラヒドロ葉酸がメチル供与タイトなる。 DNAに特異的な塩基であるチミンの供給を受け持ち、DNA前駆体供給経路の主要な律速酵素の1つで…

糖転移酵素

トランスグリコシダーゼ、グリコシルトランスフェラーゼ グリコシル基(主に単糖単位)を含む供与体から受容体へグリコシル基を転移する。 G-R + A G-A + R 供与体、受容体双方に高い特異性をもつ。 供与体は糖ヌクレオチドが多く、UDP, GDP, dTDP, CDPなど…

アミノ基転移酵素

アミノトランスフェラーゼ、トランスアミナーゼ アミノ酸のアミノ基を2-オキソ酸に転移し、各々に相当する2-オキソ酸とアミノ酸を生ずる反応。EC2.6.1群。 補酵素としてピリドキサール5'-リン酸(またはピリドキサミン5'-リン酸)を必要とする。 反応の平衡…

アデニル酸キナーゼ

ミオキナーゼ。EC2.7.4.3 マグネシウムイオン存在下に2分子のADPとATP+AMPの変換を行う。動物の骨格筋にあるものをミオキナーゼという。 生理的に2つの意義がある。すなわち、 エネルギー消費時にADPからATPを再生する。 エネルギー産生系の律速酵素に対す…

アルドラーゼ

aldolase EC. 4.1.2.13 アルデヒドリアーゼ。 狭義には、フルクトース1,6-ビスリン酸アルドラーゼを指す。 フルクトース環をアルドール開裂し、2つのトリオースに分解する反応。またはその逆反応。 解糖系で唯一の炭素間結合の切断、合成に関与する。 アル…

リアーゼ

リアーゼが触媒する反応のタイプは6種類に分類できる カルボキシリアーゼ類 - カルボキシル基を付加あるいは脱離する。 アルデヒドリアーゼ類 - アルドール縮合およびその逆反応 ケト酸リアーゼ類 - ケト酸を基質または生成物とする縮合あるいは脱離反応 ヒ…