2011-05-19から1日間の記事一覧

ラフト

脂質ラフト 細胞膜上に形成されるスフィンゴ脂質とコレステロールに富む膜ドメインを指す。 脂質分子間の物理的相互作用により形成されると考えられている。 GPIアンカー型タンパク質やアシル化修飾されたタンパク質などが集積すると考えられ、細胞膜という…

ホルモンに関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。(96-60)

細胞の核内で作用するステロイドホルモンは、受容体を介して効果を現す。 副腎皮質刺激ホルモンは、糖質コルチコイド産生を抑制する。 成長ホルモンの分泌は、成長ホルモン放出ホルモンによって促進され、ソマトスタチンによって抑制される。 ドパミン受容体…

[]生理活性物質とその前駆体との対応のうち、正しいものの組み合わせはどれか。(96-59)

96

セロトニン(生理活性物質)ーー トリプトファン(前駆体) ドパミン ーー チロシン ノルアドレナリン ーー ヒスチジン γ-アミノ酪酸(GABA) ーー グリシン

生理活性物質に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。(96-57)

グルカゴンは、糖新生及びグリコーゲン分解を抑制する。 副腎皮質において、ステロイドホルモンは、コレステロールから産生される。 トリヨードチロニン(T3)は、チロキシンより甲状腺ホルモン(T3)受容体活性化作用が弱い。 インスリンは、アミノ酸の細胞内…

エイコサノイドに関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。(96-56)

エイコサノイドの代謝はすみやかであるため、その作用は酸性局所にとどまり、全身に波及することは少ない。 シクロオキシゲナーゼ(COX)のアイソザイムであるCOX-2は、発現誘導を受けにくい構成型酵素である。 エイコサノイドは細胞内に貯蔵されず、刺激に応…

[]生体内のイオンに関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。(96-55)

96

小胞体は、Ca2+貯蔵部位として機能している。 細胞内Ca2+は、カルシウム結合タンパク質を介して作用を発現する。 血漿中などの細胞外Ca2+濃度は、約0.3mmol/Lであるが、細胞内ではそれよりきわめて低い濃度に維持されている。 細胞外のK+濃度は、ATPの水解エ…

遺伝子の翻訳に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。(96-54)

真核細胞のリボソームは40Sと60Sのサブユニットから構成される。 大腸菌の翻訳開始因子であるIF-2はATP結合タンパク質である。 終止コドンは3種類存在する。 サプレッサーtRNAは、終止コドンを認識してリボソームのPサイトにアミノ酸を運ぶtRNAである。

細胞内小器官に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。(96-53)

リソソームは過酸化水素を生成するオキシダーゼと過酸化水素を分解するカタラーゼを含んでいる。 ゴルジ体では、リボソームで合成されたタンパク質が糖鎖付加の修飾を受ける。 ペルオキシソームは、多種類の加水分解酵素を含んでいる。 ミトコンドリアは、内…

DNA複製に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。(96-52)

DNAポリメラーゼは、鋳型DNAと基質のデオキシヌクレオチドが存在すれば、新たに娘鎖を合成できる。 岡崎フラグメントは、不連続副政治に合成される短鎖DNAである。 DNAは半保存的に複製される。 DNAリガーゼは、二本鎖DNAの隣接する5'-リン酸と3'-OHを水素結…

細胞分裂と細胞周期に何する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。(96-51)

細胞周期のG0期は。増殖能力を保持しながら増殖停止/休止をしている時期である。 DNA複製前にDNAの損傷をチェックするための時期をG1/S期チェックポイントという。 ヒトは20対の常染色体と、男女それぞれ2本の性染色体をもつ。 体細胞分裂前期では、染色体…

ヒトにおける脂質代謝に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。(96-43)

脂肪酸は、アシルCoAを経てβ酸化経路により分解され、アセチルCoAを生じる。 ホスホリパーゼCは、リン脂質の脂肪酸エステルを加水分解してリゾリン脂質を遊離させる。 脂肪酸は、アセチルCoA及びマロニルCoAを原料として合成される。 リノール酸は、体内で生…

糖質に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。(96-42)

リボースは、アルドヘキソースである。 N-アセチル-D-グルコサミンは、細菌のペプチドグリカンの構成成分である。 N-アセチルノイラミン酸は、糖タンパク質や糖脂質に含まれる。 ラクトースは、β-ガラクトシダーゼにより、D-ガラクトース及びD-マンノースに…

クエン酸回路(TCAサイクル)に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。(96-41)

アセチルCoAとオキサロ酢酸が縮合し、クエン酸が生成する。 1分子のアセチルCoAの酸化に伴い、2分子のCO2が生成する。 脱水素反応を触媒する酵素の補酵素としてNADP+及びFADが用いられる。 基質レベルのリン酸化反応は起こらない。

酵素と補酵素(補因子)との対応のうち、正しいものの組み合わせはどれか。(96-40)

カタラーゼ(酵素) ーーーー ヘム鉄(補酵素、補因子) ピルビン酸デヒドロゲナーゼ ーーーー ピリドキサールリン酸 アミノトランスフェラーゼ ーーーー チアミン二リン酸 チミジル酸シンターゼ ーーーー テトラヒドロ葉酸

タンパク質の翻訳後修飾に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。(96-39)

リン酸化タンパク質では、セリン、トレオニン、又はトリプトファン残基にリン酸基が結合する。 N結合型糖鎖の付加は、一般にグルタミン残基に起こる。 ヒストンのリシン残基のアセチル化は、ヒストンとDNAの結合親和性を低下させる。 γ-カルボキシグルタミン…