2010-10-16 ルロワール経路 糖代謝 ガラクトースを代謝経路に入れる。 ガラクトキナーゼはガラクトースの1位にリン酸を転移する。(ガラクトース1-リン酸) UDPグルコースとUDP基を転移して、UDPガラクトースを生ずる。(ガラクトース1-リン酸ウリジルトランスフェラーゼ) UDPガラクトースの4位を異性化してUDPグルコースに変換する。(UDP-ガラクトース-4-エピメラーゼ) 生ずるグルコース1リン酸は随意に利用可能。 UDPガラクトース-4-エピメラーゼ EC 5.1.3.2 UDPグルコース-4-エピメラーゼの別称。 NAD+を補酵素とするが、異性化反応に分類されている。 ガラクトース血症 新生児マススクリーニングの対象疾患の一つ。 ルロワール経路の三つの酵素のいずれかの欠損による。いずれも常染色体劣性遺伝となる。 古典的にはガラクトース1-リン酸ウリジルトランスフェラーゼの欠損である。 症状は肝障害、肝硬変、白内障など。 治療は無乳糖ミルクを哺乳させること。