酸化還元酵素
EC分類
- CH-OHに対して酸化
- アルデヒド、ケトンに対して酸化
- CH-CHに対して酸化
- CH-NH2に対して酸化
- CH-NH結合に対し酸化
- 電子供与体の基質特異性が低い物?
- 上記以外の窒素化合物が電子供与
- 含硫化合物が電子供与
- ヘムが電子供与
- ジフェノール類縁体が電子供与
- 過酸化物を電子受容体とする
- 水素を電子受容体にする
- 分子状酸素を付加し電子供与する(オキシゲナーゼ)
- 電子対供与作用を持つ; 分子酸素を取り込むないしは分子酸素を還元する
- 超酸化物を電子受容体とする
- 金属イオンを酸化する
- メチレン基、メチン基に作用する
- 鉄-硫黄タンパク質を電子供与体とする
- 還元型フラボドキシンを電子供与体とする
- リンまたはヒ素を電子供与体とする
- X-HおよびY-H型化合物からX-Y結合を生成する
- その他
生化学辞典より
電子供与体となる物質(酸化される)と電子受容体となる(還元される)物質が必要である。
電子移動では電子単独で移動する場合と水素原子を伴う場合がある。
生体の酸化還元では、その一方の物質は限定されており、NAD、NADPなどのピリジンヌクレオチド補酵素、CoQなどのキノン類、グルタチオンなどのジスルフィド化合物、シトクロム類、鉄−硫黄タンパク質、アスコルビン酸、プテリジン化合物、酸素、過酸化水素などである。
活性中心乃至補欠分子族として、分子中にSH基、フラビン化合物、金属原子、ヘムなどのうち、1つもしくは複数を含む。
酸化還元反応の様式、性質、供与体(または受容体)の種類により、脱水素酵素、還元酵素、酸化酵素、酸素添加酵素、ヒドロペルオキシダーゼ等に分類される。