オキシダーゼ(酸化酵素)

酸素分子を電子受容体として基質分子を酸化する反応を触媒する酵素の総称。
酸素は主に水または過酸化水素に還元されるか、または有機基質が参加された反応生成物の分子の中に取り込まれる。
後者の場合、オキシゲナーゼ(酸素添加酵素)と呼ばれることが多い。
酸化反応による生成物が必要な場合。参加により不要物を分解する場合。参加によりエネルギーを獲得する場合がある。
ミトコンドリアシトクロムcオキシダーゼ(複合体Ⅳの成分)は後者である。
酸素の二電子還元は過酸化水素を生じ、グルコースオキシダーゼ、尿酸オキシダーゼ、アミンオキシダーゼなど。
4電子還元により水を生じるものとしてチトクロムCオキシダーゼ、アスコルビン酸オキシダーゼなど。