Robertson型転座

二本の端部着糸型染色体がセントロメア領域近傍で融合し、短碗を消失することにより生ずる。その結果生じた均衡型の核型は45本の染色体よりなる。二本の染色体の長腕よりなる転座染色体が含まれる。
末端着糸型染色体に該当するものは13, 14, 15, 16, 21, 22である。これらの短碗部分はリボソームRNAに関係する遺伝子の多数のコピーが存在しているため、そのうち二本の短碗が消失しても害がないため、均衡型転座となる。13q14qおよび14q21qの頻度が高い。