パラオキソナーゼ

有機リン酸の加水分解に関与する。
活性の分布に地域差がある。遺伝子多型が知られている。PON1~3のが知られている。

PON1
肝臓で合成されHDLとともに血液中に放出される。抗酸化物質。LDLの酸化を抑制する。炎症や血清酸化LDL濃度によって影響される。
PON2
細胞内に普遍的に存在し、細胞を酸化的障害から守る。
PON3
PON1と類似するが、基質特異性が異なる。くぁえて、炎症や酸化脂質による制御は受けない。

臨床的には、PON1とPON3は冠動脈疾患と動脈硬化のリスクを下げる。