膜貫通受容体

細胞表面受容体に属する。生体の脂質二重層を貫通するドメインをもつ。膜貫通ドメインは20個程度の疎水性アミノ酸クラスターからなる疎水性領域がαヘリックス構造となり膜を貫通する。
両側性膜タンパク質(膜貫通部位が1カ所)と、多側性膜タンパク質(III型)に分類される。
両側性膜タンパク質のうち、I型はN末端が細胞膜の外側、II型はC末端が細胞膜の外側に向いている。
インスリン受容体はI型、トランスフェリン受容体はII型、7回膜貫通型はIII型である。

シグナル伝達機構の違いによる分類

  1. Gタンパク質共役型受容体
  2. イオンチャンネル型受容体
  3. 酵素連結型受容体