サイクリン依存性プロテインキナーゼ

サイクリンと結合して活性化されるセリン−トレオニンキナーゼの一種。
哺乳動物では12種類(CDK1〜12)が知られている。それぞれが異なるタイプのサイクリンと複合体を形成する。(サイクリン−CDK複合体)
いくつかは、細胞周期の特定の時期に機能する。

活性化機構

特定のサイクリンの結合に加えて、サイクリンH-CDK7複合体によるCDK分子の活性化ループ内の特定のトレオニン残基のリン酸化が必須である。
不活性化はユビキチン依存性のサイクリン分解による。

サイクリン依存性プロテインキナーゼ
キナーゼ 分子量kDa 結合サイクリン 機能時期 基質
CDK1(Cdc2) 34 A, B G2/M ヒストンH1, ラミン, Cdc25C, APC/C
CDK2 33 A, E G1/S RB, Cdc7, MCM2,4
CDK3 36 A, C, E G0/G1/S RB
CDK4 34 D G1 RB
CDK6 40 D G1 RB
CDK7 42 H 全周期 CDK1, 2, 4, 6