ペプチド抗原の提示の仕組み

MHC class Iの場合

  1. 細胞質内でプロテアソーム複合体により裁断される。
  2. 一部がTAP Iタンパク質と結合する。
  3. TAP Iタンパク質はClass Iと一緒にいて小胞体でペプチドはClass Iに乗る。
  4. Class Iはβ2ミクログロブリンと結合しヘテロダイマーとして発現する。
  5. ペプチド鎖が乗ることで安定化し、細胞表面に出る。

MHC class II の場合

  1. 抗原は食胞に取り込まれる。
  2. 一次ライソソームと融合し二次ライソソームとなって分解される。
  3. class II分子は小胞体からゴルジ体に動く。
  4. 二次ライソソームと融合し、ペプチドがClass IIの上に乗る。
  5. 二次ライソソームと出会う前に自己分子が乗らないようにインバリアント鎖やCLIPがふたをしている。