Rec遺伝子

組換え遺伝子。早々的組換えに関与する大腸菌の遺伝子群。組換えのみ成らず、SOS応答の誘発も支配する。
一本鎖DNAに結合するATP分解酵素。lexAに対するプロテアーゼ活性ももつ。
RecBCはエキソヌクレアーゼVの構造遺伝子である。

RecAタンパク質

DNAの組換えに関与する分子量4万のタンパク質。細胞内では4量体を形成する。一本鎖DNAと結合することによって活性化される。
ssDNAとRecAの複合体はひと巻きに約6.2個のRecAを結合させた右巻きらせんを形成する。複合体は相補的な鎖を持つdsDNAに出会うと部分的にdsDNAをほどいてATP依存性にssDNAとdsDNAの相当する鎖を交換する。真核生物にもRecAに相当するタンパク質がある。

RecBCDタンパク質

recB, recC, recD遺伝子はSOS遺伝子に含まれ、遺伝子産物はRecBCDである。330kDaのヘテロ3量体で、ヘリカーゼ、ヌクレアーゼの活性をもつことで、一本鎖ニックを生成する。