がん遺伝子
oncogene
変異した遺伝子で、その変化した機能や発現が細胞の分化や増殖に対して異常な刺激となる。
変異は、機能獲得変異で、がん遺伝子のコード領域、調節領域、ゲノムのコピー数の増加があり、結果として癌遺伝子産物の機能が異時性、または異所性に制御不能となる。
遺伝性がん症候群とがん遺伝子
散発性がんにおけるがん遺伝子
RAS
点変異によりGTPに依存せずに活性化される変異RASがもたらされる。
多くの発がん物質の標的となっている。
MYC
8(MYC)と14(免疫グロブリン重鎖遺伝子)の均衡型転座により、MYC遺伝子の発現の調節異常
Burkittリンパ腫
TCF3-PBX1
TCF3: 転写調節、DNA複製や修復を介してクロマチン再構成に関わる。
PBX1: Pre-B-cell leukemia transcription factor 1 さまざまな発生にかかわる転写因子。
急性リンパ芽球性白血病
RARA-PML
RARA: レチノイン酸受容体
PML: PML-nuclear bodies (PML-NBs) の形成を介して様々な細胞プロセスに関与する。
急性前骨髄急性