シトクロム

シトクロムは絶対嫌気性生物の一部を除き、ほとんどの生物に存在する酸化還元タンパク質で、ヘムをもち、電子伝達の際にはヘム鉄が二価と三価のの酸化還元を繰り返す。
還元型シトクロムの可視吸収スペクトルには3つのピークが特徴的で、α、β、γの3つのピークが見られる。
ヘムの置換基による分類がされる。
b型シトクロム:プロとポルフィリンIX
a型シトクロム:ヘムにイソプレンが結合し、メチルの代わりにホルミル基が結合している。
c型シトクロム:ヘムのビニル基にシステインのチオール基が付加している。