中間径フィラメント

Intermediate filament
ひっぱりに強く、細胞を引き延ばすような外力から細胞を守る。平滑筋で最初に見つかったときに、直径が細いアクチンフィラメントと太いミオシンフィラメントの中間だったことに因む。
3種類の細胞骨格繊維のうち、もっとも丈夫で耐久力が高く、細胞を濃い塩溶液と非イオン性界面活性剤で処理すると、他の細胞骨格は壊れるが、中間径フィラメントはそのまま残る。
ほとんどの動物細胞の細胞質に存在する。核の周囲から細胞の周辺部まで網目状に広がる。細胞同士を外面で繋ぐデスモゾームなどの細胞間結合で細胞膜につながっている。