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B-2 遺伝子を見つけたのは誰か?

核酸についての簡潔な解説

核酸(Nucleic Acids)
ヌクレオチドを単位としホスホジエステル結合で重合した高分子化合物。化学的にはデオキシリボ核酸(DNA)とリボ核酸RNA)の2種類があり、細胞内には水、タンパク質に次いで大量に存在する。

KEYWORDS

遺伝の法則
染色体
遺伝子導入
二重らせんモデル

図5

放射性イオウでタンパク質を標識

放射性リンでDNAを標識


B-4 核酸はどのような物質か

臨床とのつながり
ヌクレオシド誘導体が臨床応用されている。抗ウイルス薬としてはアシクロビル(ヘルペス)、リバビリン(肝炎)に加えて多くのHIV逆転写酵素阻害剤が用いられる。また、プリン・ピリミジンの代謝拮抗薬として各種ヌクレオチド誘導体が抗悪性腫瘍薬として用いられている。

B-7 痛風はどのような病気か?

図1:プリン塩基の異化経路
プリンヌクレオチドはヌクレオチダーゼによりリン酸が外され、プリンヌクレオシドホスホリラーゼにより糖が外されたあとオキシダーゼにより酸化され尿酸となる。
図2:PRPPの合成とプリン塩基の再利用経路
リボース5-リン酸から合成されたPRPPの1'位にHGPRTが遊離塩基を転移することでプリンヌクレオチドイノシン酸グアニル酸)が生じる。