分枝アミノ酸デヒドロゲナーゼ複合体

E1, E2, E3から構成される。E1は2種類のサブユニットよりなる。各々の遺伝子に異常が見つかっており、いずれも常染色体劣性遺伝。
NADとCoAを補酵素とするもの(EC 1.2.1.25)のほかに、2-オキソイソ吉草酸を基質とするFADとチアミン二リン酸を補酵素とするもの(EC1.2.4.4)がある。
メープルシロップ尿症は本酵素の欠損による。大腸菌では3種類の分枝鎖アミノ酸を共通の基質とする酵素がある。ウシでは2-オキソイソ吉草酸を基質とするものは別の酵素である。