レトロトランスポゾン

転写された遺伝情報が逆転写酵素により相補的なDNAに合成され、ゲノム中に再挿入された配列をレトロポゾンという。そのうち、逆転写酵素をコードしているレトロウイルス、レトロトランスポゾン、逆転写酵素をコードしていないSINE、偽遺伝子、等に分けられる。ヒトゲノムの20%余りがレトロポゾンよりなる。
レトロトランスポゾンはレトロポゾンの一種で、逆転写酵素をコードするRNA型の転位因子。LTRをもつものともたないものに大別される。LTRに加えてenv遺伝子をもつものは感染性があり、レトロウイルスと呼ばれている。