ビタミンB12

広義にはコバラミン、狭義にはシアノコバラミンを指す。
シアノコバラミンコバラミンの抽出時にシアンを添加して安定化することにより生じた人工的な産物である。
コバルトの上方配位子のちがいによりその基の名前を冠して呼ばれる。アデノシルコバラミンとメチルコバラミン補酵素型。

アデノシルコバラミン
水素の移動を伴う異性化、離脱、転移、還元反応で水素運搬体となる。(メチルマロニルCoAムターゼ)
メチルコバラミン
メチル基移動を伴う反応でメチル基転移中間体となる。(メチオニンシンターゼ)