CD spectra

先ず、CDとは円二色性(Circular dichroism)の略。円偏光二色性ともいう。

偏光

  • 自然光は「無偏光」である。
  • 電場の振動する方向により
    • 直線偏光(同じ振幅をもつ左右の円偏光の和とみなすことができる)
    • 円偏光(電場(および磁場)の振動が伝播に伴って円を描く。)
    • 楕円偏光

円偏光二色性

内部構造が光学活性(キラル)な物質は左右の円偏光の吸収度に差を生ずる現象。
物質が吸収をもつ波長でのみ、見られる。
円偏光に職制の大きさは、左円偏光吸光度と右円偏光吸光度の差として表される。ランバート・ベールの法則が成り立つ。

単位
楕円率θ(m deg)

平均慚愧モル楕円率(deg cm2 / d mol)に換算する必要有り。

円偏光二色性スペクトル

円偏光の波長に対して円偏光二色性の大きさをプロットしたもの。
測定値の単位: