http://bsd.neuroinf.jp/wiki/トランスジェニック動物
よりまとめ。
遺伝子導入について
- 特定の遺伝子を含むDNAを細胞に注入すると、一定の確率ゲノム上のランダムな位置に挿入される。
- 生殖細胞に導入した場合、成長した個体から次世代へと受け継がれる。
- プロモーターやエンハンサー、イントロンやポリA付加シグナルなどと組み合わせると外来遺伝子を発現させることできる。
- マウス以外の動物種では、注入されたDNAがゲノムに組み込まれる確率が低い。
- マウスの場合は、受精卵前核にDNAを顕微注入する方法が一般的である。（受精卵が透明で操作しやすい。ゲノムに組み込まれやすい）
- その他の動物ではトランスポゾン、ウイルスベクター（レンチウイルス、レトロウイルス）、エンドヌクレアーゼなどを利用する。
- 単に発現させるだけなら、ランダムな位置に組み込ませるだけで十分な結果が得られることが期待される。
相同組換えを用いる方法
- ゲノム上の特定の部位に外来遺伝子を組み込む。
- 相同組換えは減数分裂の際に起こる相同染色体の組換えを説明する仕組みとしてモデルが作られた。
