インターロイキン

interleukin
白血球で産生され、他の白血球に作用する可溶性因子として命名された。一般的な特徴として、

  1. 分泌性の糖タンパク質で、極めて低濃度で生理活性を発揮する(10-10〜10-12M)
  2. 特異的な受容体が発現している細胞で機能を発揮する(標的細胞特異性)
  3. 酸性局所で作用し、厳密な酸性調節機構のコントロール下にある
  4. 1種類のインターロイキンが複数の細胞に作用し、機能的な多様性(diversity)を示す。また複数のインターロイキンが同一の細胞群に作用して機能的な重複性(redundancy)を示す
  5. 複数のインターロイキンが各種の免疫担当細胞間でネットワークを形成し、産生誘導及び機能発現における相互依存性を示す