ステロール調節エレメント結合タンパク質

コレステロールやその代謝産物は、転写因子「ステロール調節エレメント結合タンパク質」(SREBP)を介して、HMG-CoAレダクターゼ遺伝子の転写を抑制する。
LDL受容体遺伝子のプロモーター領域に存在し、ステロール欠乏下に遺伝子転写を促進し、ステロールによって転写活性を低下させる。
AMPKによるリン酸化を受けて、プロセッシングと核移行が抑制される。結果として標的遺伝子の発現を抑制する。
SREBP-1は脂肪酸代謝、SREBP−2はコレステロール代謝に関与する。
小胞体コレステロール諒が低下すると、SREBP-2はプロセッシングを受けて核へ移行し、転写因子として応答遺伝子発現を調節する。